失敗人生日記

怠惰な自分の習慣を治すために、日々の出来事を振り返って書いていきます。

図書館と生きる

私の人生のセーブポイントは図書館と本屋だ。

頭がごちゃごちゃになっていても、本がある場所にいると頭がスッと晴れる。

 

何年あっても読みきれないほどの本があると、この中に私を救ってくれる言葉があるんじゃないか?と思う。

 

今は仕事のために引っ越して一人暮らししている。

そのアパートに決めたのは、仕事場から近かったからだ。

でも今は歩いて10分のところに図書館があるから、ここ以外にすむのを考えられなくなった。

 

図書館に行くのは、自分に何か足りないものを感じた時だ。その足りないものは、探せば自分の中にあって見ないようにしているだけのこともある。それでも自分の悪いところを見られないくらいに弱っている時がある。見たくないものを見られるような精神状態にする為に、一度本で別の世界をみて頭を整理しているんだと思う。

 

そんな私だが、去年から図書館の使い方が変わった。

 

ネットで検索して県内の他の図書館から読みたい本を取り寄せることを覚えた。

 

きっかけはいつも通り図書館に行った帰りに、貸し借りのカウンターの横にあったパンフレットだ。そのパンフレットは図書館のサイトにメールアドレスを登録することで、貸出の延長手続きや予約をすることができるというものだった。その当時は、よく行く図書館が家から遠く、有料駐車場に車を止めなくては行けなかった。貸出期限を過ぎてしまうこともあり、家で手続きができるのが魅力的だった。それからとんとん拍子に登録が終わった。

 

登録が終わるまでは、「本は直接みて、触って読むと決めるものだ」と思っていた。

 

だが、思い返せば最近読みたいと思った本に出会ったきっかけはTwitterの投稿や、ネットのランキングがほとんどだった。

 

それからはTwitterでいい本を見つけて、間違いない!と思ったらすぐAmazonや本屋で買うが、一度読んでみたいなと思ったらそれを図書館でネット検索するようになった。

 

貸出期限が判ることも便利だった。

 

2019年は樹木希林さんの本が話題になった。雑誌の特集を読んで、この人の言葉は飾り過ぎていなくて本音を聞いているようなのが好きだなと思った。そこで、自分で購入した本以外にも図書館で借りて読んでみたいと思って検索してみた

 

そしたら

 

181人待ち

 

樹木希林さんの本に地元の読書好きが181人待っていた。

 

 

予想以上に待っている人が多く、面白くなってきたので182人目に貸し出し予約をした。

なかなか順番が来なさそうだったので、それ以外にも本を予約してみた。貸し出し可能になったという電話の連絡が自動音声だったのは驚いた。

 

 

借りるだけではダメだけど、読んで見て面白かったら本を買う。この世には読みたい本がありすぎるのだ。立ち読みや試し読みでも限界がある。

 

図書館は金がない20代には天国のような場所だ。

貸していただけることに感謝して、延滞のないように利用したい、、なるべく。

 

何もないように見える田舎に住んでいるが、図書館とそこにある本を窓にして、色んな世界を覗き見ながら過ごしていこう。

そしてコロナ禍が明けることがあったら、窓から見えた景色を目指して外に飛びだしたい。

 

そんな準備中